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福島・富岡のえびす講市7年ぶり復活 11日開幕

餅の形を整えるふたば未来学園高の生徒たち

 福島県富岡町で11、12の両日、「えびす講市」が7年ぶりに開かれる。復活する秋の伝統行事に協力しようと、ふたば未来学園高の生徒たちが、恒例の景品付きの餅投げ用の紅白餅約1200個を同県広野町の校内で作った。
 えびす講市は1923(大正12)年、五穀豊穣(ほうじょう)や大漁、商売繁盛を願って始まった。商店街に約160の露店が並び、大勢の人でにぎわった。
 2011年の東京電力福島第1原発事故で中断。町の避難指示が今春、一部を除き解除されたのを受け、町商工会などが運営委員会をつくり、帰町促進や商工業の再開支援を目的に復活を決めた。
 人気だったのが、家電など景品が当たる抽選番号付きの餅投げ。再開へ協力を要請された同校の3年生10人が6日、農業の授業として餅作りを担った。
 生徒は町内で収穫されたもち米でついた餅をちぎり、形を一つ一つ整えた。志賀大地さん(17)は「えびす講市が盛り上がり、富岡町に戻ろうという人が少しでも増えればいい。町を多くの人に知ってもらう機会にもなる」と期待した。
 えびす講市は商業施設「さくらモールとみおか」周辺を会場に午前10時開始。商工会員などが約30の店を出す。町内外の出演者による音楽や芸能のステージもある。餅投げは11日午後3時、12日午後2時の開始。


2017年11月08日水曜日


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