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福島・楢葉の中学生「古里に人を」イベント企画 ネットで資金集め工夫

福島県楢葉町商工会を訪れ、渡辺会長(左から4人目)に協力を求めた楢葉中の生徒たち

 福島県楢葉町の楢葉中2年生7人が、町内で12月に始まるイルミネーション行事の点灯式を盛り上げる企画を考え、クラウドファンディング(CF)による資金募集を始めた。12月16日の点灯式の会場で名物「マミーすいとん」や新たに開発する限定アイスを振る舞い、古里に人を呼び込む。
 町のまちづくりチーム「中学生室」による企画第1弾。チームは東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示解除から2年を迎えた今年9月に発足した。
 町復興戦略アドバイザーで慶応大大学院教授の岸博幸氏の特別授業を受けたメンバー7人が、同大大学院生らの支援を受けて企画を練った。CFサイトを活用する資金調達の目標額は30万円で、今月30日まで募る。
 資金は点灯式当日に300食程度を手作りするすいとんの材料費に充てる。地元の手作りアイス店と開発する限定メニューの提供費にも活用する。
 町内に住む町民の割合は9月末時点で人口の27.2%。町ににぎわいを取り戻そうとメンバーが着目したのが、行事の少ない冬の催しと、町民が親しむ名物料理だった。
 中学生は10月31日、町商工会を訪れ、渡辺清会長に協力を要請。会員への周知などの約束を取り付けた。
 メンバーの坂本華凜(かりん)さん(13)は「一生懸命にアイデアを出した。できるだけ多くの支援をもらって成功させたい」と話す。
 イルミネーション行事は2018年1月末まで。CFへの協力者は提供額に応じ、感謝状に加えてアイスの引換券や温泉施設の入浴券を受け取ることができる。


2017年11月08日水曜日


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