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<座間9遺体>被害者とみられる福島の女子高生 父「自分の子じゃないはず」

取材に応じる行方不明の女子高生の父親=7日午後、福島市

 神奈川県座間市のアパートで9人の切断遺体が見つかり、死体遺棄容疑で無職白石隆浩容疑者が逮捕された事件で、被害者とみられる福島県の女子高生(17)の父親(62)が7日、福島市内で取材に「警察の連絡を待っている段階でまだ分からない。自分の子じゃないはずだと思っている」と語った。
 女子高生は両親、兄、祖母の5人暮らしだったが、昨年末に突然家出した。数日で連絡が取れたが「自宅に帰りたくない」と話し、母親と兄とともに福島市内の別の住宅へ。父親はその後、女子高生とは会っておらず、4月に離婚した。
 今年夏ごろ、女子高生が帰ってこないと母親から連絡を受けた。当初は「すぐに戻ってくるからと言っている」と聞いたため心配していなかったが、今月に入っても戻ったとの連絡はない。
 幼い頃から漫画を描くのが好きだったという女子高生。父親も高校の文化祭に、女子高生が描いた漫画を見に行ったことがある。高校入学後は「迎えに来て」と無料通信アプリLINE(ライン)でやりとりもし、布団で寝ている両親の間に入ってくる甘えん坊な一面もあった。
 今月3日、警視庁と福島県警の捜査員から座間市の事件への協力依頼を受け、DNA型鑑定用の試料を提供した。被害者に含まれている可能性があることは報道で知った。「自分の子なのかと思ってドキッとした。今何をしているのか、心配している。今はただ、警察の連絡を待つしかない」と気丈に語った。
 「ただいまと言って帰ってきてほしい。それが一番」。行方不明になっている神奈川県の女性(25)の家族(56)も不安な思いを語った。
 女性は10月18日昼ごろ、コンビニエンスストアのアルバイトに出かけたまま、連絡が取れなくなった。外泊の際は必ず連絡があるというが、LINEで送ったメッセージは、相手が読んだことを示す「既読」の印が付かないでいる。
 女性は高校卒業後、自宅に引きこもりがちだったが、4月から週数回、アルバイトをするようになった。「半年続いて良かったと思っていたところだったのに。悩みをため込んでしまう性格だが、気が付いてあげられなかったということなのか」と苦悩を漏らした。


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2017年11月08日水曜日


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