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<BOSAI>世界に発信 英語版復興記録誌、絵文字を多用し分かりやすく

仙台市の復興の歩みを英語で記した記録誌

 仙台市で25日に開幕する国際会議「世界防災フォーラム」に合わせて、仙台市は東日本大震災からの復興の歩みをまとめた記録誌の英語版を作り、主会場となる青葉区の仙台国際センターなどで配布を始めた。市震災復興室は「災害復興や防災には市民の多様な力が重要だということを発信したい」と説明する。

 英語版の記録誌「Road to Recovery SENDAI」(A4判31ページ)は5000部作製。3月発行の日本語版を再編集し、外国人に分かりやすいようにピクトグラム(絵文字)などを多用した。
 地域の防災力を高める上で参考となる情報として、地震と津波被害から復興に向かう様子の写真を掲載したほかライフライン復旧の推移や津波のメカニズムをグラフィックで解説。「防災環境都市」を掲げる仙台のまちづくりも紹介する。
 仙台市で2015年にあった国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組」は、防災や減災に多様な立場の市民参加が重要とする基本的な考えを示した。記録誌はこれらを踏まえ、住民の声を紹介。農業や経済など各分野で復興に力を発揮した市民らのインタビューを載せた。
 原孝行震災復興担当課長は「防災枠組が採択された都市として、国外に向けても継続して発信し続ける責務がある」と語る。
 記録誌は仙台国際センターのほか、せんだい3.11メモリアル交流館(若林区)など市内3カ所でも配布している。


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2017年11月09日木曜日


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