宮城のニュース

<にゃんとワンポイント・実践編>美容や健康増進促す

スリッカーブラシを使ったブラッシングで取れた猫の毛

◎ブラッシング

 今回は効果的なブラッシングについてのお話です。期待できる効果として、四つ挙げることができます。
 一つ目は毛並みを整え姿を美しく保つ美容。二つ目は皮膚の血行をよくし、艶を出したり、毛の成長を促進させたりする健康増進。三つ目は皮膚の異常の早期発見や、毛繕いで飲み込んだ毛によって起こる毛球症などの病気予防。最後はコミュニケーション効果。上手にやれば、ペットとの関係はより深まります。
 まずはペットに合った道具を選びましょう。針金がたくさん並んだようなスリッカーブラシは、長毛から短毛まで対応する万能選手です。ピンブラシは先端に小さな玉が付いていて、皮膚を傷付けることなく、長い毛をとかすことができます。獣毛ブラシは艶出し。ラバーブラシは既に抜けて他の毛にくっついている死毛の除去に向いてます。コームはもつれの確認や、流れを整えるものです。
 硬い道具が肌に当たるのを嫌う子もいますから、最初は毛をとかすのではなく、柄や裏面でなでて道具に慣れさせましょう。嫌がらないようなら、流れに逆らってとかし、毛を立たせる様にして死毛を除去します。夏場の猫は特に念入りに行ってください。
 次に、流れに沿ってとかし、毛並みを整えます。スリッカーブラシを使用する際は、あえて皮膚に刺激を与えるように、軽くたたいて使う場合もありますが、痛がらないよう加減してください。
 長毛種は耳の後ろや脇の下など擦れる部分に毛玉ができやすく、大きな毛玉を自宅で取るのは困難です。見つけた場合は、動物病院で取り除いてもらいましょう。急に毛玉が増えた場合は、皮膚に違和感があって、気にしてなめていたりします。特に猫であれば体調不良のために毛繕いしなくなったことが考えられます。気になるようでしたら、動物病院で診てもらいましょう。(獣医師 後藤千尋)


2017年11月10日金曜日


先頭に戻る