宮城のニュース

<仙台西公園>SL保存訴えた当時の小学生 車両選定の国鉄OBと48年目の初対面

清掃後の懇談会で、市が保管するナンバープレートを手にする滝浦さん(右)と長倉さん=仙台市青葉区の仙台市民会館

 仙台市青葉区の西公園に1969年から保存展示されている蒸気機関車(SL)「C60型」の前で11日、SL保存を旧国鉄に訴えた当時小学生の男性と、車両選定に当たった国鉄OBの男性が、保存開始から48年目にして初めて対面した。

 黒く輝くSLを見ながら、2人は笑顔であいさつを交わした。大学教授の滝浦真人さん(55)=東京都=と、市民有志の「仙台市蒸気機関車C601保存会」会長の長倉徳之進さん(89)=仙台市青葉区=だ。
 滝浦さんが仙台に住んでいた小学1年の時、国鉄東北支社に送った手紙がきっかけとなり、国鉄と市がSL保存に動いた。長倉さんは当時の同支社車両課長。車両の状態や東北線で活躍した経緯などを踏まえ、保存車両に「C601」を選んだ。
 11日は、昨年4月に発足した保存会が年2回実施している清掃活動の日。長倉さんが滝浦さんの消息を調べ、職場に電話をかけて招いた。2人は運転席に入って車両の保存状態を確かめたり、記念撮影をしたりして、思い出が詰まった車両を楽しんだ。
 滝浦さんは「あと2年で半世紀と考えると、すごいこと。長倉さんをはじめ保存会の皆さんのおかげでこうして車両があり、感無量だ」と喜んだ。長倉さんは「保存のきっかけをつくってくれた滝浦さんと会えて本当にうれしい」と語った。


関連ページ: 宮城 社会

2017年11月12日日曜日


先頭に戻る