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再生の森 秋の調べ 上野山小体験学習林で野外音楽会

晩秋の木漏れ日が差す中、演奏を披露する児童

 仙台市太白区西部の上野山小にある体験学習林「楽元(らくげん)の森」で初めて、地元小中学生と高校生による野外音楽会が文化の日の3日に開かれた。市山田市民センターが取り組む地域力創造支援事業「楽元の森再生プロジェクト」の一環。澄み切った秋空の下、多くの地元住民が集まり、子どもたちの演奏を楽しんだ。

 同小と近隣の人来田小、山田中、仙台西高のブラスバンドと吹奏楽部、和太鼓クラブの児童生徒計約80人が参加。星野源さんの「恋」、童謡「ふるさと」、ジャズ「レッツ・スイング」など15曲を披露した。
 会場は黄色に染まったケヤキの木々に囲まれ、演奏中に爽やかな秋風が吹くと色づいた葉がひらひらと舞い落ちた。来場者は子どもたちの奏でる響きに拍手を送り、身近に触れ合える晩秋の自然を満喫した。
 上野山小6年の菱沼京那(ことな)さん(12)は「自然に囲まれた広い場所で演奏する機会はなく、楽しかった。みんなに喜んでもらえる演奏ができたと思う」と笑顔で話した。
 楽元の森は2005年に整備されたが、その後、手入れが行き届かず荒れていた。14年に赴任した堀江孝浩校長が中心となり、保護者や住民の協力を得て再整備した。子どもたちのためにハンモックやブランコ、滑車ロープといった遊具を設け、焼き窯もそろえた。
 昨年度は市民センターの再生プロジェクトがスタート。森を地域交流の場として一般開放している。堀江校長は「子どもの遊びと学びの場に加えて、地域の憩いの場としても活用してほしい」と期待。地元の山田・鈎取地域町内会連合会の鈴木公至会長(75)も「住民が集える機会をつくっていきたい」と語った。


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2017年11月13日月曜日


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