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なぜ? 右から横断事故多発 ドライバーに注意喚起 宮城県警

 日没が早まって交通事故の増える時期を迎え、宮城県警が車のドライバーに「右側注意」を呼び掛けている。県内では道路横断中の歩行者との事故のうち、道路右側からの横断者が半数を超える。車の構造の関係や運転特性で右側への注意が散漫になることが一因とみられる。東北の他県でも同様の傾向が見られ、各県警は右側横断者との事故の防止に力を入れている。
 東北6県で2016年に発生した横断中の事故件数と右側横断者の死傷者数はグラフの通り。6県平均で、右側横断者の死傷者が約6割を占める。
 宮城県警は右側横断者との事故が多い要因に「車のヘッドライトが照らす範囲」「ドライバーの視線」を挙げる。
 車の右側ヘッドライトは左側に比べ、照射距離が短い。対向車のドライバーがまぶしくないようにするためだが、右側の見える範囲は狭くなる。さらにドライバーは正面を見て運転しているつもりでも、実際は道路の中央部分に自然に目線を合わせがちという。
 県警の手島俊明交通事故総合分析室長は「二つの要因を考えれば、事故が起こるのは必然」と強調。右側横断者を見過ごす状況になりやすいとみる。
 県警は10月から右側注意(ライト・ケアフル)、早め点灯(ライト・オン)、目立つ服装(ライト・アップ)をドライバーや歩行者に促す「ラ・ラ・ラ運動」を展開中。右側注意は講習会を開いて周知を徹底する方針だ。
 他県でも右側注意は喫緊の課題だ。岩手県警は「夜間は特に右側が死角になりやすく、横断者との事故が急増する」と警戒を強める。山形県警は「ドライバーは常に右側を見ているわけではない。横断者側にも十分な注意が求められる」と指摘する。


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2017年11月14日火曜日


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