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中山平温泉駅開業100年 鉄路の恩、先人の偉業に感謝

開業100周年を祝った式典。豊作を祝う神楽が花を添えた

 宮城県大崎市鳴子温泉のJR陸羽東線中山平温泉駅(旧中山平駅)の開業100周年を祝う記念式典(実行委主催)が12日、地元の中山コミュニティセンターであった。住民ら約100人は100年に及ぶ鉄路の恩恵に感謝し、新たな歴史に思いをはせた。
 伊藤康志市長をはじめ、開業前の駅周辺工事で当時25人の犠牲者を出した建設業橋本店(仙台市)の佐々木宏明社長らも出席。式典に先立ち、全員で犠牲者に黙とうをささげた。
 市などによると、駅開業で中山平温泉の利用客は5倍に増えた。あいさつで実行委員長の加藤素行中山平温泉旅館組合長は「先人の偉業に感謝しなければならない。過去を振り返り、これからを考える節目の年にしたい」とあいさつした。
 式典では、住民や元国鉄機関士らが列車の思い出を披露。「湯治客が多く、布団を持ち込んで駅に下りていた」「道路整備が不十分で、トンネルやレールを歩く住民も多かった」などと語った。
 学生時代に利用し、今も地元で暮らす会社員太田泉さん(49)は「今は車を使えない高齢者や学生の利用が多い。これからも利用者にやさしい鉄道であってほしい」と望んだ。
 中山小の児童や卒業生でつくる「みかぐら保存会やまびこ」による神楽の披露もあった。
 駅は陸羽東線が全線開通した1917(大正6)年11月1日に開業した。


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2017年11月14日火曜日


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