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<ほっとタイム>心込めた一杯に笑顔「ケサランパサラン」がつなぐ縁

住民らにコーヒーをつぐ鈴木さん(中央)

◎災害公営住宅で無料カフェ盛況

 仙台市太白区のあすと長町第2災害公営住宅で、毎週水曜日に開かれる無料の「カフェ・ランラン」が盛況だ。住民らは茶飲み話に花を咲かせるだけでなく、開店準備や片付けを手伝うことで交流を深める。
 カフェは昨年8月、自治会の企画で始まった。午前10時から約1時間半、住宅1階の集会所で営業する。社会福祉協議会の助成金でコーヒー豆や紅茶、緑茶の茶葉を購入し、無料で振る舞う。店名は、幸せを呼ぶとされる綿状の生物「ケサランパサラン」が住宅で見つかったことが由来だ。
 住民の鈴木良一さん(75)がハンドドリップで入れるコーヒーが看板メニュー。長机のカウンターで、鈴木さんがポットの湯を注いで豆を蒸らすと、集会所は香ばしい匂いに包まれる。
 「仮設住宅のサロンはボランティア主体で、住民の団結は生まれにくかった」と鈴木さん。災害公営住宅がついのすみかとなる住民も多い。「安心して暮らせる場所にしたい」との願いを込め、心尽くしの一杯を提供する。(報道部・佐藤駿伍)


2017年11月14日火曜日


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