宮城のニュース

<トップに聞く>モールを長町の顔に 西友・上垣内猛最高経営責任者

かみごうち・たけし 一橋大卒。日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)を経て、2012年に西友執行役員シニア・バイス・プレジデントとして入社。15年5月から最高経営責任者。53歳。広島市出身。

 大手スーパーの西友(東京)が運営するザ・モール仙台長町(仙台市太白区)が、1997年の開業以来最大規模となるリニューアルを実施し、10月にオープンした。上垣内猛最高経営責任者に、モールに懸ける思いや今後の事業展望を聞いた。(聞き手は報道部・山口達也)

◎活況 仙台駅前商圏に対抗

 −モールは開業以来の大規模改装となった。
 「新たに生まれ変わるプロジェクトに3年前から取り組んできた。親会社(米ウォルマート・ストアーズ)の承認や専門店の調整など、苦労も多かっただけに感無量だ。西友の全国の商業施設の中でもモールは最大規模で、非常に重要な拠点。長町地区は20〜30代のファミリーが多い。その親の世代も加え、3世代が楽しめる施設を目指した」

 −仙台の商圏はJR仙台駅前が活況を呈している。長町地区の“顔”としてどう対抗するか。
 「競合のないマーケットはない。仙台駅前をライバルとして意識しつつ、頑張っていく。(隣接する)ララガーデン長町や地元商店などと連携し、顧客を呼び込む」
 「モールは長町地区の住民を中心に、多くの人に親しまれてきた。施設全体の活気が、長町地区の商圏の雰囲気にも影響するとも言われている。そうした役割を十分に自覚し、今後も地域に貢献したい」

 −東北での今後の事業展開は。
 「スーパーは宮城で18店、福島で2店展開している。モール以外のスーパーも既存店を改装し、顧客の満足度を高めていきたい。現在、東北で新店舗を展開する予定はない」

 −消費動向の見通しは。
 「収入が増えず、一般消費者の節約志向は根強いものがある。それだけにスーパーはコストを抑え、魅力ある価格で提供しなければならない。消費税が増税されれば消費は落ち込むだろうが、小売り各社とも条件は一緒。差別化を図ることが大事だ」


関連ページ: 宮城 経済

2017年11月15日水曜日


先頭に戻る