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復興の街 力走 志津川小で持久走大会 震災後初の校外コース 住民ら声援

住民に見守られながら校外のコースを走る児童

 宮城県南三陸町志津川小(児童204人)で14日、持久走大会があった。東日本大震災後初めて校外に設けられたコースを、児童は地域住民の応援を受けながら元気に駆け抜けた。
 震災前の持久走大会は高台にある校舎から低地の市街地までを走り、多くの住民が応援に駆け付けた。震災後は周辺の復興工事の影響で、校庭のグラウンド内を走っていた。
 近くの災害公営住宅の建設が終わり、工事が落ち着いたことから、今回は5、6年生が走る1400メートルのコースのうち、約200メートルを校外に設けた。児童が校舎につながる坂道を力いっぱい駆け上がると、沿道の住民が「頑張れ」と声援を送った。
 ともに6年の佐々木航雅(こうが)君(12)は「住民のみんなが見守ってくれたので安心して走れた」と語り、臼井斐海璃(ひかり)さん(12)は「つらかったけど、声援で力が出た」と話した。
 斉藤明校長は「復興が進むにつれ、校外のコースを増やしていきたい。伝統を取り戻すことで地域住民に喜んでもらえたらうれしい」と前を向いた。


2017年11月15日水曜日


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