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<東北地銀>中間決算8行2グループで減益 貸出金利息減は改善

 東北の地方銀行、第二地方銀行11行2グループの2017年9月中間決算が14日、出そろった。長引く低金利政策で収益環境は厳しく、純利益は前期より1行多い8行2グループで減少した。各行とも本業の柱である貸出金利息の減少が続く中、中小企業向け貸し出しを中心に攻勢を掛け、減少幅はやや改善した。
 各行の主な決算内容は表の通り。純利益が増加したのは七十七、秋田、大東(郡山市)の3行のみだった。合計は前期比18.3%減の353億1100万円となり、2年連続で前年割れした。
 岩手銀行の田口幸雄頭取は「日銀のマイナス金利政策の影響は今後も続く。貸出金利は右肩下がりだ」と嘆いた。
 貸出金利息は昨年、マイナス金利が直撃し全行・グループで減少した。今期は2行が微増に転じ、残る9行2グループもマイナス幅を縮めた。
 東邦銀行の北村清士頭取は「大学発ベンチャー企業への出資など、貸出金のボリューム増に努めた」と説明。東北銀行(盛岡市)の村上尚登頭取も「中小企業向け貸し出しの強化で減少幅は小さくなった」と語った。
 福島銀行は第1四半期に経常損失を計上したが、中間決算では黒字転換。森川英治社長は「創業支援や再起業を後押しする『福活ファンド』を通じて資金需要の伸び悩みを打開する」と強調した。
 18年3月期の通期連結決算の純利益予想は、不良債権費用の減少などから3行1グループが上方修正したが、9行2グループは前期を下回ると予測。減益基調が続く見通しだ。
 貸出金残高合算は9行1グループで増加し、前年同期比1.8%増の21兆8985億円。預金残高は8行1グループで伸び、1.3%増の34兆5217億円だった。


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2017年11月15日水曜日


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