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<秋田紅あかり>県開発のリンゴ好感触 上品な甘さ海外でも人気

県庁で出来栄えを報告する秋田紅あかりの生産者ら

 秋田県果樹試験場(横手市)が品種登録したリンゴ「秋田紅あかり」の生産量が、鹿角市などで増えている。酸味が少なく上品な甘味が特長で、香港など海外での評価も高い。今年の出荷は9日に始まり、年内いっぱい続く。

 甘味と酸味が濃い赤リンゴ「千秋」と、甘味が強く香りのいい青リンゴ「王林」を県果樹試験場が交配し、1996年に誕生した。1個350グラム以上と大きく、果汁が多い。
 2005年に品種登録し、鹿角、横手両市など県内だけで栽培している。鹿角市産は、寒暖差が大きいことから袋掛けをしなくても均一に鮮やかな赤色になり、味が濃いという。
 同市のかづの農協は収穫と出荷の期間を決め、未熟な状態で収穫しないことを徹底。出荷前に糖度センサーを通し、13度以上のものに限るなど品質を高め、ブランド化を図る。
 市場価格は1個200〜400円。一般的なリンゴの約2倍にもかかわらず、同農協の出荷額は11年の約680万円から、昨年は約3000万円と4倍以上に増えた。輸出も急増し、昨年は約450万円を香港などで売り上げた。今年は台風被害を受けたものの、昨年を上回る出荷量と出荷額を目指す。
 生産者らは9日に県庁を訪れ、中島英史副知事らに出来栄えを報告した。同農協紅あかり出荷協議会長の阿部金八郎さん(77)は「甘いリンゴは特に都心部で評価が高い。品質を保ちつつ、収穫量を増やしたい」と意気込む。


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2017年11月16日木曜日


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