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<福島第1原発>3号機建屋内、初公開 灰色の鋼鉄一面

3号機の作業床を視察する内堀知事(右)=代表撮影

 東京電力は15日、使用済み核燃料の取り出し準備が進む福島第1原発3号機原子炉建屋の作業床を報道各社に公開した。炉心溶融(メルトダウン)した1〜3号機の内部公開は初めて。内堀雅雄福島県知事も同日、現場を視察した。
 公開したのは、地上36メートルの高さにある作業床(約1050平方メートル)。2018年秋ごろに予定する燃料取り出し開始に向け、水素爆発で吹き飛んだ上部を覆うかまぼこ形カバーの設置作業が進められている。
 エレベーターで地上30メートルまで上った後、階段を使って作業床に入った。放射線を遮る灰色の鋼鉄が一面に敷かれ、ブルーシートに覆われた取り出し装置が据え付けられていた。
 プール開口部から燃料を冷やす水が張られている様子が見えた。プールに近づくにつれ放射線量が上がり、最大で毎時約0.5ミリシーベルトを計測した。滞在時間は20分に限られた。
 内堀知事は東電社員約350人を前に「復興を前に進めるため廃炉をしっかり成し遂げてほしい」と激励した。東電の小早川智明社長らも同行した。
 取材に内堀知事は「昨年の視察時に比べ廃炉が大きく進展した」と評価。「(廃炉の進展は)住民の帰還や風評払拭(ふっしょく)にも関わる。国内外に進行をリアルタイムで伝える必要がある」と述べた。


2017年11月16日木曜日


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