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<日銀金融経済概況>東北景気引き上げ 11月上旬「緩やかな回復続く」

 日銀仙台支店は15日、東北の11月上旬の金融経済概況をまとめた。東北の景気は「緩やかな回復を続けている」として10カ月ぶりに基調判断を引き上げた。生産が外需の高まりで好調なため、前月までの「緩やかな回復基調」から表現を上方修正した。
 生産は「緩やかな増加基調」を「緩やかに増加」に変更した。輸出向けを中心に半導体製造装置などの汎用(はんよう)・生産用・業務用機械が好調。電子部品・デバイスもスマートフォン部品や半導体関連を中心に、持ち直しの動きが本格化していることを踏まえた。
 生産の判断引き上げは7月以来4カ月ぶり。副島豊支店長は「世界経済はどのエリアも成長方向にあり、輸出が好調。企業へのヒアリングで、機械関連の今後の伸びがはっきりした」と説明した。
 他の個別項目は判断を変えなかった。個人消費は「底堅く推移」を維持。コンビニエンスストアや乗用車販売が上向きで、百貨店、家電販売は持ち直している。副島支店長は「消費の底堅さは強まってきている」と指摘した。
 東日本大震災の復興需要で公共投資は「高水準で推移」とみている一方、住宅投資は「復興需要がピークアウトしているため減少に転じつつある」と判断。雇用・所得は「労働需給は改善を続け、雇用者所得は緩やかな増加基調」とした。


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2017年11月16日木曜日


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