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原爆と震災「記憶の風化重なる」 広島市商高、三陸産の海産物をネット販売

三陸産の海産物などを販売する「広島市商ドットコム」

 東日本大震災の被災地を支援しようと、広島市広島商高は授業の一環として運営するインターネットショッピングサイト「広島市商ドットコム」で、三陸産の海産物などを販売している。12月3日まで。
 同校の情報企画コースの科目「電子商取引」を学ぶ3年生53人が企画した。生徒らは今年7月、石巻市の水産加工会社などと商談を開始。商品の選定や価格について電話やメールで交渉し、生徒代表が石巻市を訪れてタイアップを決めた。
 三陸産のワカメやヒジキ、とろろ昆布など計5品の販売を今月13日、ショッピングサイトで開始。売り上げの一部は原爆被害の伝承などを行う広島、長崎両市の平和事業に寄付する。
 同校は震災後、石巻市桜坂高と防災教育などを通じて交流している。2014年8月の広島豪雨・土砂災害の被災地から通う生徒もいて、経済面から広島と東北の復興を考えようと、今回のネットショップのテーマの一つに「震災からの復興」を掲げた。
 同校の松尾一俊教諭(42)は「広島への原爆投下と震災の記憶の風化は重なる部分がある。教訓を伝えながら、生徒と共に経済を通じた地域活性化の在り方を学びたい」と話す。


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2017年11月17日金曜日


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