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酒田のカキ小屋、うめぞ!三陸産など通年提供、夏は特産岩ガキ

殻付きのカキを提供する守屋さん(中央)のカキ小屋。殻は土壌改良剤として活用する

 山形県の庄内浜で藻場回復などに取り組む酒田市のNPO法人「みなと研究会」の守屋元志代表(70)が、市内にカキ小屋をオープンさせた。三陸など全国の産地から通年で生カキを取り寄せ、夏は庄内特産の岩ガキも提供する。カキ殻は土壌改良剤として再利用し、循環型社会に向けた啓発活動を繰り広げる構想だ。
 店舗名は「かき小屋酒田港」。守屋さんが郊外に所有する木造平屋の倉庫(約50平方メートル)を改装した。ドラム缶を半分に切った手作りの炭台を9台、客席を計54席用意。カキ一盛り(殻を含め約1キロ)を1200円から販売している。
 カキは時季ごとに三陸や瀬戸内海などから調達する。24時間以上滅菌処理した海水で浄化したカキだけを提供し、生食も選べる。6〜8月は、鳥海山の伏流水で育った天然岩ガキなども用意する。
 発生する大量のカキ殻はミネラルやカルシウムを豊富に含むことから、地元の農家などに土壌改良剤として利用してもらう。
 NPO法人は、庄内浜のハタハタを増やすため産卵床となる藻場の回復に取り組んでいる。数年前からは岸壁清掃などで集まった岩ガキなどの貝殻を粉砕し、水稲やだだちゃ豆の生産者に販売してきた。
 守屋さんは「里や山の土壌を豊かにすると同時に、カキ殻を焼却する際に排出する二酸化炭素の抑制につながる。地域の子ども向けに、循環型社会を考える環境学習の場としても提供したい」と意気込む。
 午前10時〜午後4時。火曜定休。夕方以降は事前予約。飲食代のほか、1人100円の炭代が必要。連絡先はかき小屋酒田港0234(25)2820。


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2017年11月17日金曜日


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