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<福島第1>台風で汚染水1万トン 降雨で地下水量増加

 東京電力福島第1原発1〜4号機の建屋地下に流入する地下水の量が、10月の台風に伴う降雨の影響により、同月の1カ月間で推定約1万トン近くに上ったことが16日、分かった。流入した地下水は建屋地下にたまっている汚染水と混ざり新たな汚染水になったとみられる。東電は「一時的な増加で、汚染水を保管するタンクの容量がただちに不足することはない」と説明している。
 福島市で同日開かれた経済産業省の「廃炉・汚染水対策現地調整会議」で報告された。
 東電によると、建屋地下への流入量は、今年に入ってから1日当たり百数十トン程度で推移していたが、10月は同約310トンに急増した。1カ月間で1万トン近くになった計算になる。
 東電は降雨による地下水量の増加を抑えるため、建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を貯蔵する「集水タンク」や、浄化した地下水をためておく「一時貯水タンク」を、台風に備え今年9月ごろまでに増設する計画だった。だが、工事の遅れなどのため増設分の使用開始を集水タンクは来年2月に、一時貯水タンクは同1月にそれぞれ延期した。
 経産省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水対策官は「雨水対策を講じなければ、汚染水の増加を繰り返す。迅速に対策を実施するよう、東電に求めていく」と話した。


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2017年11月17日金曜日


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