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カーシェアや客貨混載 新たな交通網モデル模索 石巻・北上、雄勝地区で実証事業

カーシェアリングの仕組みについて説明を受ける住民ら=石巻市北上町十三浜

 人口減少が進む石巻市の北上、雄勝両地区で、市と民間企業がより良い地域交通の在り方を模索する実証事業に乗り出した。住民バスやカーシェアリングの運行データを集めて分析し、住民サービスと効率性を高める。住民バスに貨物と客を乗せる「客貨混載」も試みる。2018年2月をめどにデータを蓄積し、地方の新しい交通網のモデル構築を目指す。
 IoT(モノのインターネット)を活用した総務省の委託事業で、石巻市やNTTデータ東北(仙台市)、一般社団法人日本カーシェアリング協会(石巻市)など5者が連携する。
 新たに導入するカーシェアリングの説明会が7日に北上地区であり、住民ら約10人が出席した。カーシェアリング協会の担当者が車を共同利用して買い物や病院に出掛ける仕組みを説明。乗り合い運転を11月中に試験的に始めると決めた。
 客貨混載は、ヤマト・スタッフ・サプライ(東京)が預かる荷物を市が運行する住民バスで運ぶ。同社の輸送の負担減が期待され、荷物の受け渡し方法などを実証事業で検証する。
 人口が減少する地方の交通体系を見直し、持続可能な交通網を整備するのが目的。5者は今年7月に「石巻コミュニティ交通コンソーシアム」を設立し、本格的な導入に向けて住民側と調整を進めている。
 NTTデータ東北の責任者は「地域の特性を生かした実証事業に取り組み、住民が快適に暮らせる交通体系を構築したい」と説明。市の担当者は「データを基に複数の交通手段を組み合わせて交通の便を良くしたい」と話す。


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2017年11月18日土曜日


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