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<仙台国際ホテル暴行>「差別、虐待許されない」障害者団体が抗議文

野口社長(左)に抗議文を手渡す永井代表

 仙台市青葉区の仙台国際ホテルに勤務する宮城野区の鎌田あゆみさん(21)=休職中=が同ホテル洋食部門の40代の男性料理長から暴行を受けた問題で、同市の障害者支援団体CILたすけっと(永井康博代表)が17日、抗議文をホテル側に提出した。
 抗議文で「暴言や暴力行為は障害者への差別、虐待で許されない。人権意識の低さに断固として抗議する」と批判。永井代表がホテルの野口育男社長に(1)再発防止への具体的な方策(2)従業員への人権教育の定期的な実施−など5項目の要望を申し入れ、12月15日までの回答を求めた。
 非公開の面談後、野口社長は報道各社の取材に「休職に至ったことは真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」と強調。年内にも人権擁護委員などによる対策組織を発足させる方針を明らかにする一方、料理長の暴行については「認めている部分はおわびしたいが、それ以外は事実と懸け離れており、受け入れられない」との見解を示した。
 問題を巡り、鎌田さん側は昨年7〜12月、調理場で料理長らから暴言を吐かれるなどしたほか、今年1月2日にも料理長から蹴られて転倒したと主張。ホテル側は同日に料理長が膝で突き飛ばした点は認めたが、他の暴言や暴力行為は一切確認できなかったとし、仙台簡裁に民事調停を申し立てた。
 鎌田さんは生まれつき両脚にまひがあり、障害等級は4級。昨年4月に正社員として採用され、同7月ごろにホテルのレストランに配属された。


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2017年11月18日土曜日


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