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<杜の都のチャレン人>仙台をパンの街に

ブレッド・フェスの打ち上げで、パン好きの仲間とテーブルを囲む服部さん(中央)=11日、仙台市青葉区

◎センダイ・ブレッド・フェス運営責任者 服部忠司さん(45)

 「5年後、仙台は世界に誇るパンとコーヒーの街になると考えています」
 11日に仙台市内で開かれた打ち上げの席。数十種類のパンと料理で埋め尽くされたテーブルと、ボランティア仲間を前に、言い切った。「手応えも感じているし、言うことで現実になる」。思いは真っすぐだ。
 宮城県内外のパン店が集う「センダイ・ブレッド・フェス」の運営責任者。今年4月と10月、仙台市内でトウホク・コーヒースタンド・フェスなどとともに「グリーン・ループ・センダイ」の一環として開催され、4月は19店、10月は43店が出店した。販売開始前から長い列ができた店も多い。自ら80店ほどに足を運び、おいしいと感じた店に出店を打診した。
 本業は食品メーカーの営業マンだ。パンとコーヒーを愛し、カフェ巡りがライフワーク。「まなちん」の名で飲食店情報サイトに投稿し、カフェ部門全国トップのレビュー数を誇る。2012年に転勤で仙台へ。食べ歩きを続けながら、パン好きの仲間で首都圏の有名店のパンなどを取り寄せて楽しむ場を設けてきた。
 昨秋、コーヒースタンド・フェスが初開催される際に「パンもあった方がいい」と主催者に掛け合って2店の出店につなげた。飛ぶように売れるのを目の当たりにし、仙台をパンとコーヒーで盛り上げたいという思いを強くした。
 この数年で宮城でも、さまざまなタイプのおいしいパンを売る店が増えた。「例えば友人たちと集まる週末のような小さなハレの日『コハレ』に、おいしいパンを買ってくる、そんな楽しみ方をする人を増やしたいんです」
 コーヒーやワインに加え、ハムやチーズ、ジャムもあれば、食卓はさらにハッピーだ。次回のフェスでは、仙台で縁を結んだ生産者たちの商品も併せて発信しようとアイデアを練っている。(ま)
=土曜日掲載


<はっとり・ただし>1972年名古屋市生まれ、愛知県立大卒。食品メーカーに勤務する傍ら全国のパン店831軒、カフェ2180軒を巡る。「仙台パンシェア会」主宰。仙台市泉区在住。次回のセンダイ・ブレッド・フェスは来春開催予定。


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2017年11月18日土曜日


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