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「園パパ」結成、存在感アップ 行事次々企画、交流広がる 仙台・いずみ松陵幼稚園

協力してブドウ棚を組み上げる園パパたち

 仙台市泉区の「いずみ松陵幼稚園」(園児約200人)で、園児の父親による任意の組織「園パパ」が結成され、父親の子育て参加や父親同士の連携強化に一役買っている。それぞれの得意分野を生かしたイベントも多数企画されており、園側からも「心強い」と好評だ。
 全国各地の小学校では近年、PTA活動とは別に、父親たちが「おやじの会」を結成する動きが広まっているが、小学校に比べて子どもの在籍期間が短い幼稚園で父親の組織がつくられるケースは珍しい。
 いずみ松陵幼稚園の園パパは2015年に発足した。参観日や運動会などのイベントに参加しながらもママたちの陰に隠れ、園舎の片隅でカメラを構えたり、所在なげにスマートフォンをいじったりしているパパたちの寂しそうな姿に有志が立ち上がり、園パパの結成を呼び掛けた。
 現在、園パパ会長を務める団体職員相沢貴洋さん(37)は「これまでママ同士は仲良くても、パパ同士は会釈する程度だった。園パパが結成されてからは年齢、職業、地域を超えて交流が広がり、そろいのTシャツを作るほど仲間意識が強まっている」と説明する。
 園パパが企画する園行事も増えている。親子フットサル教室や雪山遊び、肝試しといった催しのほか、園庭への植樹や改装にも協力。10月末はDIYが得意なパパを中心に縦約2メートル、横約4メートル、高さ約2メートルのブドウ棚も作った。
 園パパの活動は自由参加で、「楽しむ」ことが大前提。参加した父親からは「笑顔で楽しんでいる姿を子どもに見せられた」「キャンプや音楽バンドにも挑戦してみたい」などの感想が寄せられているという。
 長谷多佳子園長は「思っていたよりも相当、意欲的だ。パパたちの力は素晴らしく得た物は大きい。ママたちの協力とは違ったパワーがある」と話した。


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2017年11月18日土曜日


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