岩手のニュース

サケ不漁で岩手・山田のまつり中止 つかみ取り用確保できず

昨年のまつりで行われたサケのつかみ取り(山田町提供)

 岩手県山田町は17日、川サケ漁の深刻な不漁により26日に予定していた「鮭(さけ)まつり」を中止すると発表した。稚魚放流事業用の採卵用サケの確保を優先せざるを得ず、川サケのつかみ取りなどまつりに提供するサケを用意できなくなった。
 山田町を流れる織笠川を遡上(そじょう)したサケは10日現在で526匹。同じく不漁だった前年同期に比べても33.6%にとどまっている。
 三陸やまだ漁協の鈴木雄寿参事は「今までは不漁と言っても最盛期のこの時期には捕れていた。ここまで悪いのは初めての経験だ」と困惑。町水産商工課の武藤嘉宜課長は「中止は苦渋の決断だ。将来のため、卵の確保を優先しなければいけない」と話す。
 鮭まつりは1981年に始まった町の恒例行事。2008、10年にも不漁で中止に追い込まれたほか、11年は震災の影響で中止。15年は不漁でサケのつかみ取りだけを中止した。
 県沿岸の放流事業用採卵は17日時点で計画の77%にとどまっている。


関連ページ: 岩手 社会

2017年11月18日土曜日


先頭に戻る