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<NPOの杜>見えない壁を越えて

 高次脳機能障害は、脳卒中や交通事故などによる脳損傷の後遺症として起きる症状です。覚えられない、すぐ忘れる、集中できない、言葉を思い出せないなどの症状があります。外からは「見えない障がい」であるため、周囲の人の理解が得られにくいのが現状です。段取りをつけて仕事をすることができないなどの特徴があるため、復職が困難になり、生活に困窮する家庭も少なくありません。
 そこで、高次脳機能障害のある本人と家族が自分の住み慣れた地域で適切な支援を受け安心して生活できるように、医療関係者を中心とした有志で2012年に宮城高次脳機能障害連絡協議会「どんまいネットみやぎ」を設立しました。この障がいの特性を生かした就労支援を行っているNPO法人ほっぷの森が事務局となり、宮城県全域を対象に医療・行政・福祉の現場のつなぎ役として、サポート態勢を整えています。
 特に本人・家族が、支援される立場から、互いに支援し合う関係になる「ピアサポーター」の育成に力を入れています。将来はピアサポートを一つの職業として確立し、同じ悩みを持つ人の相談に当たり、周囲から孤立することのない社会を目指しています。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 庄司真希)


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2017年11月20日月曜日


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