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<南部かしわ>岩手・西和賀の地鶏 丸ごと薫製「返礼品」に

南部かしわを使った料理が並んだ試食会

 岩手県西和賀町に、地元固有の地鶏を使った食の新ブランド「南部かしわ 銀雪」が誕生した。旅館経営者が生産者と連携し、飼育から加工まで一貫体制で取り組んでいる。丸ごと1羽を薫製にした「スモークチキン」は町がふるさと納税の返礼品に採用。名産品に育てようと関係者は期待を膨らませている。

 南部かしわは旅館「山人(やまど)」を営む高鷹(こうたか)政明さん(58)が2011年、西和賀の冷涼な気候や豊富な雪解け水に着目して地元生産者と飼育を始めた。
 13年には「いわてにしわが南部かしわプロジェクト」を設立。国の交付金などを活用して加工処理施設を整備し、今年は生産者から2000羽を仕入れた。消毒や殺菌に電解水を使うなど衛生管理を徹底。新鮮な状態で保存可能な冷凍技術で需要に備えている。
 5万円以上のふるさと納税への返礼用スモークチキンを用意したほか、業務用として飲食店などへも販売する。高鷹さんは「高品質な商品作りを心掛けている。地元の特産品として全国に発信したい」と意気込む。
 15日に町内であった試食会には水炊きや炭火焼きに加え、商品化を検討している生ハムを並べた。「かみ応えがあり、とてもおいしい」と参加者の評判も上々だった。
 新ブランド開発は、町の官民が食を内外に売り込むプロジェクト「ユキノチカラ」の一環。細井洋行町長は「これまでは菓子や山の幸が多く、メイン料理になれる商品が少なかった。生産拡大に向けて支援を考えたい」と話す。


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2017年11月20日月曜日


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