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<ソフトバンク>地方の部活動を遠隔支援 元プロ選手ら端末通して指導

タブレット端末を使って指導する江尻さん
フォームを解析して具体的に指導する動画画面

 東日本大震災の被災地支援を続けるソフトバンクはCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、ICT(情報通信技術)を活用した小中高校の部活動支援に取り組んでいる。元プロスポーツ選手らがタブレット端末などを使い、遠隔で練習をサポートする。競技経験がない教師らから「指導に自信が持てるようになった」などと好評だ。

 部活動を担当する教師が生徒の動画を撮影し、相談内容を記して送信すると、競技の専門家が動画をチェックし、具体的な指導を添付して送り返す仕組み。やりとりを通し、教師はタブレット端末などで生徒にレベルの高い指導ができる。指導ノウハウを教師が蓄積するメリットもある。
 ソフトバンクによると、部活動の顧問の52%は担当競技の経験がなく、40%が指導力不足に悩んでいる。東北など地方はその傾向がより顕著だとして今年7月、「ICT部活動支援」と題したサービスを本格的に始めた。
 プロ野球ソフトバンクなどで投手として活躍した仙台市出身の江尻慎太郎さん(40)は、九州地方の中学の野球部を指導する。
 教師から送信されてきた投手の投球フォームの動画をチェック。体重移動や腕の振り方などの注意点について動画に赤ペンを入れ、返信している。
 江尻さんは「野球教室で語るような一般論ではなく、動画を解析して具体的に指導できる。生徒、教師のスキルアップにつながっている」と話す。
 種目は野球やサッカー、卓球、陸上、弓道など多彩で、現役の選手や元プロ選手、専門コーチらが指導する。10月末までに18自治体、30の部活動が利用し「分かりやすい」「子どもたちが技術を共有できた」などの声が寄せられている。
 サービスは有料。申込先はメールアドレスSBMGRP−ICTbukatsushien@g.softbank.co.jp


2017年11月20日月曜日


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