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<オトナの工場見学>圧巻「ごみピット」巨大クレーンゲーム機のよう 分別の大切さ再確認

巨大なごみピットの前で、クレーンの説明をする工場の担当者

 ものづくりやさまざまな事業を担う工場の見学は子どもたちだけのものじゃない。大人が思わず行きたくなる工場を宮城県内で探した。

(2)ごみ焼却工場・松森工場(仙台・泉)

 資源物の分別徹底キャンペーン「WAKE UP(ワケアップ)!!仙台」を推進中の仙台市。泉区を東に進むとひときわ目立つ煙突が見える。高さ100メートル。市内に3カ所あるごみ焼却場の一つ「松森工場」だ。
 市内などから毎日200台の収集車がひっきりなしに到着する。集めるごみは、松森工場だけで日量平均400トンに上る。
 斎官克彦工場長(55)らの案内で、工場に入った。焼却までの工程を追い、ガラス張りの見学コースを進む。匂いは全くない。作業音がかすかに聞こえる。
 圧巻は一時貯蔵スペース「ごみピット」。幅50メートル、高さ14メートル。建物内とは思えない巨大な設備だ。壁面の搬入口から、収集車のごみが次々に滑り落ちる。
 ピット内では備え付けのクレーンが左右に動く。ごみの山を均等にならし、つかんでは焼却炉に投入する。大きなクレーンゲーム機を見ている錯覚に陥った。
 市によると、昨年度は家庭ごみの中に缶、瓶、紙類など再利用できる資源物が約半分も含まれていた。
 「見学を楽しみ、ごみの減量や分別、リサイクルの大切さを知ってほしい」
 帰り道、斎官工場長の言葉を思い返しながら、忙しさにかまけて片付けがままならない自室で、ごみ分別に取り掛かろうと誓った。(岡田芽依)

◎ここも楽しみ!

 工場内には、本などをかたどった大型のオブジェにモニターが埋め込まれ、映像でごみ処理の工程を分かりやすく解説してくれる。

[松森工場]見学コースの所要時間は約1時間30分。見学は平日のみで、午前9時〜午後4時半。個人、団体ともに受け入れ可能。1週間前までに電話か窓口での予約が必要となる。連絡先は松森工場022(373)5399。松森以外2カ所の工場でも受け付けている。


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2017年11月21日火曜日


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