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<E番アナの応援席>来季への課題/故障者補う選手育成を

菅生翔平アナウンサー

 東北楽天は秋季キャンプが終了し、今季もファン感謝祭を残すのみとなりました。パリーグ3位、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで敗退という成績。今回は二つのポイントから今季を振り返りたいと思います。
 まずは好調時と不調時の切り替えです。前半戦は攻撃的1、2番の茂木栄五郎内野手、ペゲーロ外野手を筆頭に打線も好調でしたが、後半戦は両選手の離脱もあり、得点力が落ちました。盗塁、バントを含めた得点パターンの幅がなく打線がつながらない中で、どう点数を取るのかを見いだせない状態。梨田昌孝監督もこれで勝ってきたのだからと、好調時のスタイルにこだわりを見せながらも、9月2日以降は全試合で2番に日本人選手を起用し、バントも多用するようになりました。
 結果的には切り替えるタイミングが遅かったのかもしれません(私もスタイル固持派でしたが)。CSではバント策が効果的に決まりました。秋季キャンプのテーマは走塁でしたし、来季は今季の反省を踏まえ、バランスの良い攻撃が見られるのではないでしょうか。
 そしてもう一つは選手層です。ソフトバンクについては言わずもがな。与田剛投手コーチは「西武は中村(剛也内野手)の調子が落ちたと思ったら、山川(穂高内野手、富士大出)が出てきて中村以上に打った」と、選手層の違いも感じたとのことでした。優勝を狙うためには、レギュラークラスが故障した際に、短期間だとしても、それを上回るパフォーマンスを見せるような選手の台頭が必要不可欠です。
 来季のファームは池山隆寛2軍監督、与田2軍投手コーチの体制となり、今季1軍で戦った2人が配置されます。上位争いをする中で戦力として足りなかったものは何なのか。戦力を補う選手の育成や昇格のタイミングなど、活発な意思疎通が期待できそうです。
 課題ばかり挙げてきましたが、今季は先発の柱の確立、新人投手の躍進、外国人選手の活躍と、プラスの要素もたくさんありました。来季も「プロ野球選手へのリスペクト」を忘れず、ファンの皆さまと共に東北楽天に声援を送り、その姿を伝えていきます。(菅生翔平/東北放送アナウンサー)


2017年11月21日火曜日


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