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改憲・護憲自由に討論 仙台のNPO 若者向けに憲法学ぶイベント

リラックスした様子で憲法について語り合う大学生ら

 改憲や護憲の立場にとらわれず憲法を学び合う場をつくろうと、NPO法人メディアージ(仙台市)が若者向けの憲法イベントを初めて企画した。自由な意見交換を通し、自分たちが思い描く将来像の提言づくりも目指す。主催者は「肩肘を張らず、フラットな立場で憲法を考える機会にしてほしい」と狙いを話す。

 初回の14日夜、青葉区北目町にあるビルの一室に大学生ら14人が集まった。東北大大学院法学研究科で政治思想史を専攻した経歴を持つ市内の学習塾講師池亨さん(40)が手書きの資料を配布。入れたてのコーヒーを参加者と味わいながら、憲法の役割を話した。
 池さんは憲法をパソコンやスマートフォンの基本ソフト(OS)に例え、「憲法はOSで、個別の政策がアプリケーションソフト。OSがうまく設定できないとパソコンが動かなくなる。憲法がしっかりしないと、それぞれの政策も機能しなくなる」と解説した。
 10月の衆院選は、自民党が自衛隊を9条に明記する公約を掲げるなど、憲法改正が大きなテーマになった。メディアージは東日本大震災からの復興や政治などの情報発信に取り組む。改憲派、護憲派の主張や立場に縛られない勉強会を開こうと企画を練った。
 第2回は27日午後7時半から、池さんが参加者からの質問に答える形で、引き続き憲法のイロハを説明する。来月12日の第3回は自民党の元参院議員熊谷大さん(42)と民進党の元県議鎌田さゆりさん(52)を招き、「改憲・護憲、どっちが正しいの?」と題した討論会を開く予定だ。
 初回参加した熊谷さんは「ゆったりと気負わずに憲法を話せる場が必要だと思っていた。国政での経験も話すことができれば」と意義を強調。参加を快諾した鎌田さんは「憲法がどうやって生まれたか、歴史的な背景も含めて若い人たちと話したい」と期待する。
 メディアージ代表代行の漆田義孝さん(34)は「若い人には若い人たちだけで学び考える場があってもいい。気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。
 参加費は1回につき、学生100円、社会人500円。連絡先は漆田さん080(5220)7739。


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2017年11月22日水曜日


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