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認知症予防マージャン人気 仙台・教室に通う高齢者増 女性は約6割

宮野さん(左端)のアドバイスを受けながら、マージャンを楽しむ参加者

 日本認知症予防マージャン協会(仙台市)の教室に通う高齢者が増加している。かつて牌(パイ)を握った経験がある男性に加え、健康づくりを目的にした女性の初心者も目立つ。指先や思考力を使うことで介護予防の効果が期待されており、家族の勧めで参加する人も少なくない。

◎頭・手先の運動会話刺激に

 協会は2014年に「健康まぁじゃん仙台」を青葉区花京院に開設。当初50人だった会員は現在、1000人を超える。手狭になったため今年7月、同区一番町に新たな教室を構えた。
 入会金は3000円で、受講料は入門クラスが1回(2時間半)2000円。月10回まで参加できる定額制(1万1800円)もある。「お金を賭けない、タバコを吸わない、お酒を飲まない」のが約束事だ。
 室内には17台の全自動卓が並び、一度に約70人がマージャンを楽しむことができる。「ロン」「何点になる?」「すごい役だね」などと、牌を握りながら笑顔でやりとりを交わす参加者のにぎやかな声が響く。
 メンバーは60、70代の高齢者が中心で、女性は約6割。そのうち約8割が教室で初めてルールを覚える初心者だ。最近は認知症予防を目的に入会する人がほとんどを占めるという。
 協会代表の宮野大城さん(46)は「頭や手先を使い、人と話す機会が多い人は認知症になりにくいという調査結果があり、マージャンは3要素を全て満たしている」と効用を説明する。レベルに応じて卓を分けるなどし、楽しみやすい環境づくりを目指す。
 娘に促され、夫婦で参加する鈴木よを子さん(68)は月2回、村山市の自宅から県境を越えて教室に通う。「引きこもりがちだった夫と出掛けるきっかけになった。奥深くて面白く、共通の趣味として良い刺激になっている」と話す。
 教室のにぎわいに、社会的ニーズの高まりを感じる宮野さん。「会員が健康でいることは、家族の安心にもつながる。教室を通じ、多くの人に笑顔になってもらえるよう参加者の輪を広げたい」と意気込む。
 連絡先は同協会022(224)8778。


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2017年11月22日水曜日


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