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<オトナの工場見学>廃棄物 固形燃料に再生 まるで巨大な砂時計

コンベヤーで運ばれ、ヤードに積まれていくRPF

 ものづくりやさまざまな事業を担う工場の見学は子どもたちだけのものじゃない。大人が思わず行きたくなる工場を宮城県内で探した。

(3)オガワエコノス宮城・大和

 建屋の天井から出来たての固形燃料がぽろぽろと降ってくる。ヤードには何万個という燃料が積み重なり、見ていて飽きない。まるで巨大な砂時計のようだ。
 「環境学習の一環で見学に訪れる中高生にもこの場所は人気がありますね」。ぼーっと眺めていると、オガワエコノス仙台工場(大和町松坂平)の由利充工場長(36)が教えてくれた。
 広島県府中市に本社を置くオガワエコノスは廃棄物処理や下水処理事業を展開する。仙台工場では同社の技術を生かし、廃プラスチックや紙、木、繊維のくず類を原料にRPFという固形燃料生産に重点を置く。
 産廃業者から持ち込まれた原料は鉄や塩素含有物を除去した後、専用機械で破砕。砕いた原料を成形機で熱処理を加え、直径3センチ、長さ5〜10センチの円筒状に固める。出来上がったRPFはコンベヤーで運ばれて、ヤードに落ちる仕組みだ。
 持ち込まれる原料は日々、種類や状態が異なる。「RPFの品質を一定に保つには、原料を混ぜ合わせる比率を人間が調整しなくてはならない。これは熟練でないとできない」と由利工場長。ヤードに降ってきたRPFを手に取り、「廃棄物が燃料に生まれ変わる工程をぜひ多くの人に見てほしい」とほほ笑んだ。
(北條哲広)

◎ここも楽しみ!

 整理整頓が行き届いてる場内の様子はインターネットで常時配信する。廃棄物処理場というよりも燃料生産工場という色彩が強い。

[オガワエコノス仙台工場]宮城県大和町松坂平8の3の13。見学コースの所要時間は約20分。水曜日以外の平日10〜16時で、1人から80人まで対応可能。申し込みは1週間前までで、同社ホームページか、本社総務人事部0847(45)2998。


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2017年11月22日水曜日


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