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個人技重視の指導法紹介 自主性育む大切さ訴える 聖和学園高男子サッカー部・加見監督が著書

著書を手にする加見監督

 サッカーの全国高校選手権に4度出場した聖和学園男子サッカー部の加見成司監督(45)が自身の指導理念をまとめた著書「聖和の流儀」を出版した。組織的なパスサッカー全盛の中、個人技重視の攻撃的スタイルを貫く異色の指導者が、選手の自主性を育てることの大切さを訴える。

 加見監督は千葉県出身。仙台大を卒業して1995年にJリーグ名古屋(現J2名古屋)で1年間プレー。2003年の部創設とともに監督に就任した。ドリブルに特化した指導法でチームを技巧派集団に育て、11年度に全国高校選手権県大会初優勝。14年度から3連覇を飾り、16年度は全国大会で過去最高のベスト16入りを果たした。
 著書には創部からの歩みと合わせ、独自の指導法と信念を示した。個人技を重視するのは「1対1の局面で相手を打開することに醍醐味(だいごみ)がある」からだという。自主性を尊重する姿勢を「子どもとゆるいスタンスで接する」と表現し、「ミスを許してチャレンジを見守ることで、子どもに考えさせて、大人になった時に適切な判断ができるように育てたい」と思いをつづった。
 加見監督は「指導者として多様な考え方の一つとして示したかった」と出版理由を語る。「がんじがらめに子どもたちを縛るより、自分たちで考える力を育んでほしいという思いがあった。指導者だけでなく、幅広い層に読んでもらえたらうれしい」と話す。
 1728円。連絡先はカンゼン03(5295)7723。


2017年11月22日水曜日


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