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秋田県補助事業「にかほ陣屋」 元県議、許可なく増築

 秋田県が約2億1000万円を補助するなどして2013年に開館した観光物産施設「羽州浜街道・にかほ陣屋」(にかほ市)で、運営会社の秋田物産センター(同)に出資する元県議が県の許可なく一部を取り壊し、カラオケ施設を増築していたことが21日、県生活と健康を守る会連合会(県生連)が県に開示請求して得た文書で分かった。
 文書によると、元県議は15年10月ごろ、県財務規則に沿った財産処分の手続きをせずに施設の壁の一部を取り壊し、約3200万円の自己資金でカラオケボックス5室など木造平屋の約180平方メートルを増築した。
 県は同年11月に事実を把握し、増築で失われた補助金分約40万円の返還を検討。元県議は「売り上げ増のための対応で返還は納得できない」と主張し、県は増築を追認したとされる。
 県生連の鈴木正和会長は「有力者の圧力で県政がゆがめられた」と述べ、補助金返還を求めて住民監査請求する方針。県は「手続きが妥当だったかどうかは疑義があるが、補助金部分の機能は確保されており、(客の)誘導策としては妥当性がある」と釈明した。


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2017年11月22日水曜日


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