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福島発!ホンシメジ独自品種開発 空調使わずハウス栽培 愛称募集中

福島県が開発したホンシメジの独自品種「福島H106号」

 福島県はキノコ「ホンシメジ」の独自品種「福島H106号」を開発した。空調施設を使わずに栽培できる国内初の品種。東京電力福島第1原発事故で全町避難する大熊町など県内4地区の生産者が本年度からモデル的に生産、出荷する。
 ホンシメジは傘表面が銀白色、軸が白色で、最大20センチ程度に成長。1本当たり25グラムになり、うま味が強く、マツタケと並び高値で取引されることで知られる。
 県林業研究センターは2007年から品種開発に着手。県内各地からホンシメジを収集し、空調施設を使わないハウス内で栽培でき、多く収穫できる品種の選抜を繰り返した。
 難しいとされた菌床栽培は、大麦を栄養源とする培地を使うことなどで可能となった。県は昨年3月、品種登録を国に出願した。
 生産を始めた4地区の一つは、居住制限区域となっている大熊町大川原地区。生産者が避難先から通ってハウスで栽培し、11月上旬に初出荷した。
 県は栽培する地域や生産者を広げ、特産品に育てたい考え。林業振興課は「原発事故で影響を受けたキノコ栽培の再生につなげたい」と説明する。
 現在、愛称を募集している。応募は1人1点。命名理由などを記し、はがきやファクス、電子メールで申し込む。12月27日締め切り。当選者に郡山市のホテルでホンシメジの特別料理を振る舞う。連絡先は事業を受託するNPO法人素材広場0242(85)6571。


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2017年11月22日水曜日


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