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震災前後の風景体感 仙台・荒浜で防災教育ツアーのAR実験

眼鏡型のAR機器から海を見る参加者

 近畿日本ツーリスト東北(仙台市)などは22日、東日本大震災で被災した仙台市若林区荒浜で、拡張現実(AR)の技術を活用して震災前後の風景を体感できる防災教育ツアー「せんだいAR HOPE TOUR」の実証実験をした。
 午前、午後の部を合わせて約20人が参加。震災遺構の旧荒浜小など6カ所のポイントで眼鏡型のAR機器を掛け、現在の景色に被災前の風景を重ね合わせた。
 仙台観光国際協会コンベンション事業部の相原康則部長は「震災の風化が進んでいると言われる中、大切な取り組みだ」と話した。
 ツアーは教育旅行や企業研修、訪日外国人旅行者(インバウンド)を主なターゲットに、商品として来年4月に発売する予定。
 近畿日本ツーリストの波多野貞之未来創造室課長は「参加者から『音声で、もっと被災者の生の声が聞きたい』という意見があった。販売までに改良を重ね、立体的に震災を伝えられるようにしたい」と話した。


2017年11月23日木曜日


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