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<ハタハタ漁>資源保護狙い漁獲日数を規制 男鹿・北浦漁港

水揚げした季節ハタハタの選別作業。雄と雌や、大きさなどの分類に人手が必要だ=2015年12月、男鹿市の北浦漁港

 ハタハタの一大漁場である秋田県男鹿市北浦漁港の漁業者が今季、沿岸季節漁の日数を制限する取り組みを試験的に始める。漁獲量が減り続けるハタハタの資源保護と漁業者の生計を両立させる狙いがある。
 同市北浦北浦と北浦相川の沿岸で操業する17グループ、約60人が参加し、出漁日を計10日に限る。豊漁でも漁獲量を制限しない一方で、不漁でも11日以上は漁に出ない。出漁日は話し合いで決め、値崩れした際やしけの時は一斉に操業を取りやめる。漁獲分は全て漁協経由で出荷する。
 試行を決めた理由に、値段の高い子持ちの雌を中心に出荷して雄を海に戻す漁業者の存在がある。ハタハタの推定資源量が漁協経由の出荷量を基に算出される中、漁業者の行動次第で推定資源量が正確性を欠くことになる上、雌と雄のバランスが崩れる恐れもあり、資源保護の面で問題視されている。
 雌と雄の選別に人件費がかかることや、高齢化などで人手の確保が難しくなっていることも試行の背景にある。今回は出荷前に選別するものの、加工向けなど一部は無選別出荷も検討する。
 ハタハタ資源対策協議会沿岸部会長の杉本貢さん(59)=男鹿市=は「価格や消費が低迷し、労力に見合っていないのが現状だ。効率的な漁で収益を上げる必要がある」と話す。


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2017年11月23日木曜日


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