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数秒で実の位置を認識…ロボットでサクランボ収穫 山形推進会議が試作機公開

サクランボ自動収穫ロボットの試作機を説明する妻木教授

 生産量日本一の山形県産サクランボの国際市場参入を目指し、県と農協、山形大などでつくる世界一プロジェクト推進会議の合同部会が22日、寒河江市の県農業総合研究センター園芸試験場で開かれ、開発中の自動収穫ロボットの最新の試作機を公開した。
 ロボット開発には、山形大大学院理工学研究科の妻木勇一教授のグループが取り組んでいる。サクランボの柄をつまんで収穫するハンド、実をつるして運ぶ搬送部分、電動の台車などで構成。照明やステレオカメラ、数秒で実の位置を認識する画像処理技術も導入した。
 農園の大規模化や労働力不足に対応するため、2024年の実用化を目指す。妻木教授は「機能的に昼夜を問わず収穫できる。ロボット自体が動いて角度が変わることで、葉に隠れた実もある程度は対応可能だろう」と説明した。
 県は2017年の県産サクランボの輸出状況を報告した。マレーシア、台湾などに1290キロを輸出し、前年比で19.4%増えた。課題として、現地での認知度の低さや輸送時に発生するカビや傷などを挙げた。
 プロジェクトは品種開発・生産技術、流通・販売、大規模化・軽労化の3部会を設け、国際市場でのシェア拡大に向けた戦略を検討している。


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2017年11月23日木曜日


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