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震災復興を外国語で 仙台市と被災4県、訪日旅行者向けパンフ作製

東北の太平洋沿岸地域の観光情報を発信するパンフレット

 仙台市は青森、岩手、宮城、福島の4県と連携し、東日本大震災の被災地を取り上げた外国語のパンフレットとウェブサイトを作った。主に訪日外国人旅行者(インバウンド)に利用してもらうため、各地の震災遺構や名所などを掲載し、津波で被災した沿岸部の観光復興を目指す。
 青森−福島の太平洋沿岸地域を対象に、「復興ツーリズム」として各地の遺構や施設を取り上げた。仙台市内は旧荒浜小や、せんだい3.11メモリアル交流館(ともに若林区)などが紹介されている。
 他に、「自然景観」「歴史文化」「体験・アクティビティー」をテーマに名所などを掲載。被災地観光を軸に、ニーズに応じて楽しみ方を組み合わせられるようにした。北東北と南東北をそれぞれ4泊5日で巡るモデルコースも例示した。
 ウェブサイト名は「TOHOKU Pacific Coast(東北太平洋沿岸)」。動画や写真、イラストを多用し、各地の魅力を伝える。サイトの外国人編集者3人が「エリアの楽しみ方」として、グルメや見どころを薦めるコーナーは目玉の一つだ。
 東北の観光復興を目的にした国の交付金を活用し、初めて企画した。仙台市東北連携推進室の担当者は「被災地と観光を結び付け、旅行客を増やしたい」と話す。
 観光パンフレットはA1判カラー、観音折り(A4換算で16枚分)。英語、中国語、タイ語など6言語に対応し、計2万部を印刷する予定。4県の観光案内所などで配布しているほか、仙台市で25日に開幕する国際会議「世界防災フォーラム」の会場でも配る。


2017年11月23日木曜日


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