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<風景印>旧郵政局職員が作った消印21点 油彩で描き直し個展開く

滝根郵便局の風景印を描き直した油彩「あぶくま洞」
西谷岩雄さん

 かつて、一部の郵便局にある独自の消印「風景印」の図案を作っていた宮城県柴田町の画家西谷岩雄さん(71)が12月5〜10日、仙台市青葉区のSENKENギャラリーで個展を開く。自作の風景印のうち、現在も東北各地で使われている21点を油彩で描き直した。
 西谷さんは旧東北郵政局職員で1972年から5年間、各地の名所や祭りなどがデザインされる風景印の図案制作を担当。現地で見た景観をペンや筆でケント紙に描き、東北6県の48郵便局の風景印を完成させた。
 その後、福島県内の郵便局勤務などを経て2008年に定年退職。11年に全国の風景印を集めた冊子を目にする機会があり、まだ21郵便局で西谷さんがデザインした風景印が使われていることを知った。
 11年から今年10月にかけて、各郵便局に足を運んで感謝の気持ちを伝え、改めて風景印の図案となった景観などを眺めながら油絵を制作。21の図案のうち2点は2種類ずつ仕上げ、今回の個展では計23点を展示する。
 西谷さんが油彩に表現し直した風景印は青森県が深浦など6郵便局、岩手県が田野畑など5郵便局、宮城県が鳴瀬、女川の両郵便局、山形県が左沢、宮宿の両郵便局、福島県は滝根など6郵便局。田野畑は北山崎、鳴瀬は嵯峨渓、滝根はあぶくま洞といった景観が描かれている。
 西谷さんは「風景印とする現地の景観を確認するため、休日にオートバイを走らせたり、出張の途中で寄り道をしたりした」と懐かしみ「個展は風景印を今なお使用してくれている各郵便局へのお礼としたい」と意気込む。
 個展の開催は午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。


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2017年11月24日金曜日


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