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官民一体で路上犯罪防げ 「安全安心なまち目指す」住民団体が防犯カメラ4台設置へ

防犯カメラの設置場所を話し合う仙台南署員と町内会長ら=10月下旬、仙台市太白区長町

 仙台市太白区長町地区で増加している路上犯罪対策の一環として、防犯カメラの設置に向けた検討が進んでいる。住民主体の取り組みを警察がサポートしているのが特徴で、官民一体による「犯罪のないまちづくり」を目指す。

 長町地区を含む仙台南署管内では近年、女性や子どもへの不審な声掛けや痴漢行為、公然わいせつなど「脅威事案」が頻発。宮城県警によると、県内の脅威事案発生件数(9月末時点)1549件のうち、同署管内が345件と約2割を占め、県内24署の中で最多となっている。
 長町地区は同署管内でも最もにぎやかで、人の往来が多いエリア。署員や住民が見回りを強化するなどしてきたが、下校途中の女子を狙った脅威事案が後を絶たず、同署は町内会などに防犯カメラの設置を勧めてきた。
 設置は地区の町内会長らでつくる長町まちづくり市民協議会を主体に検討。本年度、市の防犯カメラ設置補助制度に申請し、4台分の助成金が認められた。
 町内会長らと署員が10月下旬に地区内を歩いて設置候補場所を探し、脅威事案の発生状況なども踏まえて場所を決定。JR長町駅の東口と西口付近の二つの交差点と長町2丁目公園、長町小付近の4カ所に年内にも設置し、運用を始める計画だ。
 設置後の防犯カメラは宮城野区の警備会社トスネットが管理する。県が2月に東北で初めて策定した防犯カメラに関するガイドラインに基づき、プライバシーへの配慮や映像の保存期限などを定めて運用される。
 協議会の渡辺征夫副代表(72)は「メンバーら住民による見回りにも限界がある。防犯カメラ設置が安全安心なまちづくりにつながってほしい」と期待する。


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2017年11月25日土曜日


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