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<コスプレ聖地>えさし藤原の郷、平安の雰囲気が人気 撮影会に申し込み殺到

再現された平安時代の建物内で仲間と撮影を楽しむコスプレーヤー

 時代劇や大河ドラマの定番ロケ地として知られる岩手県奥州市の歴史公園「えさし藤原の郷」が、コスプレーヤーの「聖地」になっている。2014年に小道具を持ち込める撮影会を企画すると、東北や首都圏から申し込みが殺到した。藤原の郷は「知名度を武器に海外のコスプレファンも呼び込みたい」と期待を膨らませる。
 「平安時代の雰囲気が楽しめる撮影場所は全国にここくらいなんです」
 18、19の両日にあった13回目となる撮影会。擬人化した日本刀が戦いを繰り広げるアニメ「刀剣乱舞」などのキャラクターに扮(ふん)した約250人が、趣のある政庁や寝殿造りの伽羅(きゃら)御所でポーズを決めた。
 撮影会は、刃の付いていない刀の持ち込みを特別に許可し、2日間の日程で季節ごとに年4回実施している。一般客に配慮し「衣装丈はひざ上15センチまで」「血のりの使用禁止」など厳格なルールを敷いた。
 それでも全身鏡や洗面台を備えた役者用の更衣室が使えるとあって、参加者は20〜30代の女性を中心に増え続けている。
 東京都から訪れた20代の会社員大西沙奈さんは「東京にも雰囲気のある撮影場所はあるけど、民家やビルが写り込んでしまう。これだけの規模のコスプレスポットは全国を探してもないと思う」と魅力を語る。
 一般客の反応も上々で、これまで「雰囲気が壊れる」といったクレームは一件もないという。盛岡市の会社員鎌田伸さん(49)は「コスプレはもはや日本文化。建物との相性も良いし、面白い」と話し、撮影風景を眺めていた。
 撮影会担当の金野里美さん(37)は「コスプレを楽しみながら平安文化を学べるという魅力を発信し、コスプレがはやっている欧州からも参加者を募りたい」と意気込む。
 次回撮影会は18年2月の予定。参加料は1日2000円。連絡先はえさし藤原の里0197(35)7791。

 [えさし藤原の郷]古代から平安時代の歴史文化を体験できるテーマパークとして1993年に開園した。奥州市の第三セクター「江刺開発振興」が運営。約20ヘクタールの園内に約120棟の歴史的建造物を再現し、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」や「真田丸」のロケ地にもなった。


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2017年11月25日土曜日


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