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いじめ自死遺族の孤立防げ 東北初の自助団体 常設で電話相談

 いじめを訴えて自ら命を絶った子どもの遺族らが連携し、いじめ撲滅や遺族へのサポートに取り組む「東北いじめ総合支援センター」の設立総会が25日、仙台市青葉区であった。いじめに特化して遺族が自助団体を設けるのは東北で初めて。
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 メンバーは遺族や弁護士、カウンセラーら10人。2014年9月にいじめを苦に自殺した泉区館中1年の男子生徒=当時(12)=の父親、16年2月に自殺した同区南中山中の男子生徒=当時(14)=の父親、06年に自殺した山形県立高畠高2年渋谷美穂さん=当時(16)=の父、登喜男さん(65)も加わった。
 自らの体験を基に、いじめ自殺が起きた際の遺族への心のケア、真相究明に向けた助言などに当たる。いじめゼロを目指す啓発活動として、東北各地で定期的にフォーラムを開催する。常設の電話相談窓口を設け、遺族やいじめに悩む子どもを持つ保護者の相談を受ける。
 世話人に就いた全国自死遺族連絡会(仙台市)の田中幸子代表理事は「遺族は子どもを失ったショックの中、どんな権利があるのか分からず、学校や教育委員会に(真相究明などの)主導権を握られてしまう」と述べ、同じ境遇の遺族による支援の重要性を訴えた。
 総会で渋谷登喜男さんは「当時は身近に相談できる人がいなかった。遺族を孤立させないため、手を差し伸べたい」と話した。
 相談窓口は田中さん080(3320)8844。


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2017年11月26日日曜日


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