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災害公営住宅 完成率8割超 「桜ヶ丘東」入居式 宮城・女川町

レプリカキーを受け取る阿部さん夫妻

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で25日、集合住宅の災害公営住宅「町営桜ケ丘東住宅」(52戸)の入居式があった。これで町内の災害公営住宅の完成率は8割を超え、本年度末にも全859戸の引き渡しが完了する見通し。
 桜ケ丘東住宅は、町地域医療センターから南西に約500メートルにある。鉄筋5階で2DK〜4LDKと車いす用2DKの計6タイプを整備。各階に住民が交流するコミュニティーコーナーを設けた。
 入居式で須田善明町長は「コンビニが近くにあり、利便性が高い。入居者が仲良く暮らし、人の和、地域の和をつくってほしい」とあいさつ。入居者代表の阿部金一さん(77)と妻ミツ子さん(72)にレプリカキーを手渡した。
 阿部さんは離島・出島(いずしま)の自宅が津波により全壊。ワカメやホヤの養殖を諦め、ミツ子さんと石巻市内の仮設住宅で暮らしてきた。ミツ子さんは「待ちに待った入居。長男夫婦が帰省する正月を新居で迎えられる」と喜んだ。
 同町の災害公営住宅は集合住宅561戸、一戸建て298戸の整備計画のうち、計727戸(84.6%)が完成した。


2017年11月26日日曜日


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