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町役場が「美術館」 常設展示、触れ合いの場に 岩手・金ケ崎

柴田さんの作品を常設展示する庁舎4階の美術館
柴田直見さん

 岩手県金ケ崎町は、役場庁舎に「美術館」を開設した。同町出身の洋画家柴田直見さん(82)=埼玉県狭山市=の寄贈作品を常設展示する。柴田さんが「古里への恩返しに」と温めてきた構想に、「町民の触れ合いの場になる」と町も賛同した。
 「柴田直見寄贈絵画展示コーナー」は、議会の本会議場などがある庁舎4階に開設した。100号の大作を含め、内外の風景や人物を描いた油彩38点を展示している。
 柴田さんは全国各地や欧州、中東、アフリカに滞在し、歴史的街並みや人々の暮らしを描いてきた。最近は宇宙を題材にした作品にも挑戦。首都圏を中心とする芸術団体「等迦会」の審査運営委員を務めている。
 これまでに柴田さんが町に寄贈した作品は計81点に上る。15日にあった開設式典では「無名の時代から地元に支えてもらった。気軽に足を運んでもらい、ぜひ辛口の批評を聞かせてほしい」と述べた。
 町は庁舎各階に地元ゆかりの芸術家の作品を飾っているが、フロア全体を展示場所にするのは初めて。1995年の新庁舎落成時に設けた絵画陳列用レールも初めて本格活用した。
 高橋由一町長は「美術館のような、においや誇りを感じる場所になった。さらに町民に親しまれる役場にしたい」と話した。


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2017年11月26日日曜日


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