宮城のニュース

<世界防災フォーラム>女性や障害者 参画重要

海外からも大勢の参加者が集まり、「被災地発」の議論に加わった=26日、仙台国際センター

 仙台市で開催されている「世界防災フォーラム」は日程2日目の26日、実質討議が始まり、青葉区の仙台国際センターなどで11のセッションがあった。東日本大震災の教訓や女性、障害者らが参画する地域防災の在り方などについて、議論を交わした。世界各国から訪れた参加者で震災の知見を共有し、「被災地発」の防災論議が熱を帯びた。
 セッションは宮城県や仙台市、東北福祉大などが主催した。「被災地からの経験・教訓の共有と継承」と題した討議には、東北大や米国デラウェア大などの研究者ら6人が登壇。「生の声で直接被災体験を聴き、『自分事』として備える必要がある」「震災の伝承にはネットワークも大事」などの声が上がった。
 仙台市で2015年にあった国連防災世界会議で採択された国際指針「仙台防災枠組」(15〜30年)を踏まえ、女性や障害者の防災への参加に関するセッションも多かった。
 「トーク×トーク 女性たちのリーダーシップ」では、女性が平時から防災やまちづくりに関わり、意思決定にも参画する必要性を確認。「高齢・障がい(共生社会)と地域防災」では障害への理解が不可欠とした上で、「当事者も声を上げて改善に努めよう」との意見表明があった。
 「持続可能な防災まちづくりと防災人材育成」では、街歩きと防災学習を組み合わせたイベントに取り組む仙台市青葉区片平地区の事例が報告された。参加する地元の五橋中生が「次世代の私たちで(地域づくりの)中心を担いたい」と決意を語ると、聴講者から大きな拍手が送られた。
 セッションに参加した外国語指導助手(ALT)の米国人サラ・オコーネルさん(22)=太白区=は「日本国内だけでなく世界の災害を学ぶことができた。米国でも災害が増えており、学んだことを多くの人に伝えたい」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2017年11月27日月曜日


先頭に戻る