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<オトナの工場見学>耐震技術の高さを体験 阪神大震災と同規模揺れを想定

一戸建て住宅に使う鉄骨フレームを揺らし、強度を確認できるコーナー

 ものづくりやさまざまな事業を担う工場の見学は子どもたちだけのものじゃない。大人が思わず行きたくなる工場を宮城県内で探した。

(4)積水ハウス東北工場宮城・色麻

 いきなり左右に大きく揺れ、照明が落ちて真っ暗になった。地震体験と分かっていても、再現された震度6は恐ろしい。すぐに照明が再点灯すると、落ち着きを取り戻した。
 夜間、阪神大震災と同規模の揺れが起きるという想定。積水ハウス東北工場(宮城県色麻町)の見学施設「東北住まいの夢工場」で、耐震技術を体験した。
 揺れが続く中でも照明が再点灯したのは、同社が導入を促す蓄電池システムが自動作動したからだ。
 次に向かったのは、東北工場が生産する家屋の強さを確認できるコーナー。東北工場総務部の伊東宣明主任(50)が「震度6強にもびくともしませんよ」と言いながら、揺れを起こす装置のボタンを押した。
 家屋の骨組みは大きな音を立て1分近く揺れた後、静止した。近づいて見たらゆがみも傷もなかった。
 積水ハウスは耐震技術に定評がある。阪神大震災では、震度5以上の地域にあった同社の家屋約3万戸全てで半壊以上の被害がなかった。昨年の熊本地震でも同様だったという。
 「どんな地震が起きても、家が崩れてはいけない。宮城は東日本大震災を経験した。災害は起きるとの前提で備えを」と伊東主任。実績に裏打ちされた揺るがぬ自信をのぞかせた。
(高橋公彦)

◎ここも楽しみ!

 東北工場は北海道、東北の住宅の部材を製造しているが、いずれも顧客のオーダーに応じて造っているので、全く同じものはない。

[積水ハウス東北住まいの夢工場]宮城県色麻町大原8。住宅用の鉄骨部材や外壁を製造する東北工場も見学できる。ともに要予約。連絡先は東北工場0229(66)1000。


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2017年11月27日月曜日


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