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わらび座「ジパング青春記」千秋楽 使節団「行くぞ仙台に」

仙台公演の成功を願い、掛け声で気勢を上げる松本さん(前列)ら出演者
終演後のセレモニーで家紋の入った旗を受け取る安藤君(左から2人目)と高橋さん

 劇団わらび座(秋田県仙北市)のミュージカル「ジパング青春記−慶長遣欧使節出帆−」のわらび劇場(同)での公演が26日、千秋楽を迎えた。津波被害を乗り越え使節船事業に懸ける若者を描いた舞台に、観客は大きな拍手を送った。同作は来年1月20日〜2月9日、仙台市青葉区の電力ホールで上演される。
 終演後のセレモニーで、石巻市渡波小6年の高橋世里菜さん(12)が主人公リウタ役の松本旭平さん(仙台市出身)に花束を手渡した。石巻市住吉小5年の安藤斗夢君(11)は、伊達政宗役の田代久雄さんから伊達家の紋が入った記念旗を受け取った。
 劇中の場面を思わせる松本さんの掛け声「行くぞ仙台に」に合わせ、観客を含む全員が気勢を上げ仙台公演の成功を祈った。秋田では4月15日から計164回公演し、延べ約5万人が観覧した。
 復元保存されている使節団の木造帆船サン・ファン・バウティスタ号の近くに住む高橋さんは「劇でバウティスタ号の歴史を見てすごいと思った。仙台では友達と一緒に観劇したい」と話した。
 作品は、仙台藩祖伊達政宗が1613年に家臣の支倉常長ら使節団を送ったのは、その2年前に起きた慶長三陸地震の復興策だったという説を基に、津波で家族を失った名もなき若者の葛藤や奮闘を描く。演出家で劇団「扉座」主宰の横内謙介さんが作、演出を手掛けた。
 仙台公演は入場料が一般6000円、高校生以下2500円(当日各500円増し)。期間中、宮城県内の官民で構成する実行委員会が県内の子どもたち1万人を招待する。連絡先はわらび座東北・北海道事務所0187(44)3332。


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2017年11月27日月曜日


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