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<アングル山形>半世紀の名建築 空間の美、随所に演出 寒河江市庁舎

【競演】天窓から外光が降り注ぐ3、4階の吹き抜けにつるされた岡本氏の彫像「生誕」。建物を構成する直線と彫像から伸びる角のような曲線の対比が美しい=2017年11月13日、山形県寒河江市

 寒河江市庁舎は今年、1967年の完成から半世紀を迎えた。建築家の故黒川紀章氏初期の代表作で、戦後モダニズムの名建築として評価が高い。10月に国の有形文化財(建造物)に登録された。
 外観は大きく外に張り出した3、4階部分が目を引く。空間構成も巧みで、1階に議場、スロープで行き来できる2階に市民ホールと市民窓口、吹き抜けの3、4階に執務室を配した。
 黒川氏が設計した日東ベスト(寒河江市)本社工場が64年に完成。当時の市長がデザインに感銘を受けて庁舎の設計を依頼した。黒川氏と交流のあった芸術家の故岡本太郎氏が彫像とドアノブを手掛け、唯一無二の空間美を演出している。(山形総局・須藤宣毅)


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2017年11月27日月曜日


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