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歯型から身元確認 行政の協力が重要に 山形で研修と実習 釜石の歯科医が講演

震災発生後の身元確認作業を振り返る佐々木氏

 山形県警歯科医会の研修会が23日、山形市であり、東日本大震災で歯型を照合して犠牲者の身元確認に当たった釜石市の歯科医が講演した。県内の歯科医、県警関係者ら110人が参加した。
 釜石市鵜住居(うのすまい)地区で診療所を営む佐々木憲一郎釜石歯科医師会理事が講師を務めた。同地区の人的被害は死者458人、行方不明者122人。「地元の人間として、犠牲者の家や当日の居場所と発見場所に矛盾がないか考えながら身元を確認した」と振り返った。
 速やかに作業を進めるため自治体から行方不明者の情報を得た上でカルテを集め、身元不明者と照合したという。「犠牲者の多い大規模災害で身元を確認するには、行方不明者の情報が不可欠。行政には情報提供の協力をお願いしたい」と述べた。
 参加者は遺体の歯の治療痕や特徴を記録する「デンタルチャート」を作成、照合する実習も行った。


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2017年11月27日月曜日


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